【2026年版】基本情報技術者の勉強時間と合格スケジュール

IT資格

✔ 基本情報技術者試験って、何時間勉強すればいいの?
✔ 文系・未経験でも合格できる?どのくらいかかる?
✔ 仕事・大学と並行しながら、どうやってスケジュールを組む?
✔ 就活に間に合わせるには、いつから勉強を始めればいい?

こんな疑問に、基本情報技術者試験を2ヶ月で合格した情報工学専攻の筆者が、実体験をもとに答えます。

一般的に「150〜200時間必要」と言われるFEですが、自分のIT知識レベルによって必要な時間は大きく変わります。正確な目安と、今日から使えるスケジュールを解説します。

この記事でわかること
  • IT知識レベル別の勉強時間の目安(文系・未経験〜IT系専攻まで)
  • 2ヶ月・3ヶ月・5ヶ月の具体的な月別スケジュール
  • 科目A・科目B別の時間配分と優先順位
  • 就活を見据えた「逆算スケジュール」の立て方

基本情報技術者試験(FE)の勉強時間の目安

IT知識レベル別の目安

対象勉強時間の目安期間の目安(1日2〜3時間の場合)
IT知識ほぼゼロ(文系・未経験)150〜200時間3〜5ヶ月
ITパスポート取得済み100〜150時間2〜3ヶ月
情報系学科・IT経験者50〜100時間1〜2ヶ月

筆者(情報工学専攻・FE未経験)は約2ヶ月・100時間前後で合格しました。大学の授業でC言語・アルゴリズムの基礎があったことが大きく、知識ゼロからのスタートなら3ヶ月以上を見ておくのが現実的です。

「150〜200時間」と言われる根拠

FEの試験範囲は科目A(コンピュータ全般)科目B(アルゴリズム・情報セキュリティ)の2つに分かれています。

科目Aは暗記・理解系の知識問題、科目Bはプログラムの擬似コードを読むアルゴリズム問題が中心です。特に科目Bのアルゴリズム問題が文系・未経験者の壁になりやすく、ここで時間をかけることになるため、全体の勉強時間が長くなります。

ポイント

「科目A 100時間+科目B 50〜100時間」が標準的な時間配分です。科目Bのアルゴリズムに慣れるまでは時間がかかりますが、コツをつかめば一気にスピードアップします。焦らず科目B対策に時間を投資してください。

詳しい試験の概要は、こちらも参考にしてください。

【2026年版】基本情報技術者試験とは?文系・IT未経験でも受かるの?解説します!
基本情報技術者試験(FE)は、ITの基礎からプログラミング・アルゴリズムまで学べる国家資格。本記事では試験概要や合格率、メリット、効率的な勉強法、おすすめの参考書・問題集を解説し、IT未経験者でも合格できるポイントを詳しく紹介します。

合格率から見る「難しさ」の実態

2024年度の合格率は40.8%(受験者133,732人・合格者54,501人)、2025年度は11月時点で39.7%(受験者92,007人・合格者36,511人)です。(出典:IPA統計情報)

「3人に1人しか受からない」という事実は、しっかり勉強しないと落ちる試験だということを示しています。一方で、きちんと準備した人の合格率は高いです。150〜200時間をしっかり確保して対策すれば、文系・未経験でも合格できます。

月別学習スケジュール

パターン①:2ヶ月合格プラン(IT経験者・情報系学科向け)

内容目安時間
1〜2週科目A参考書(テクノロジ系)を読む20時間
3〜4週科目A参考書(ストラテジ・マネジメント系)+過去問20時間
5〜6週科目B参考書(アルゴリズム)を精読・解く25時間
7〜8週科目A・B過去問と模擬試験で総仕上げ25時間
合計約90時間

筆者はこのパターンに近い形で合格しました。大学の授業でアルゴリズムの基礎があったため、科目Bはそれほど苦労しませんでした。

パターン②:3ヶ月合格プラン(ITパスポート取得済み・IT興味ある文系向け)

内容目安時間
1〜3週科目A参考書(テクノロジ系)をじっくり読む25時間
4〜6週科目A参考書(ストラテジ・マネジメント系)+過去問開始25時間
7〜9週科目B参考書(アルゴリズム)を精読・解く35時間
10〜12週科目A・B過去問と弱点の補強・模擬試験30時間
合計約115時間

パターン③:5ヶ月合格プラン(IT知識ゼロ・文系完全未経験向け)

期間内容目安時間
1〜2ヶ月目科目A参考書(テクノロジ系)でIT基礎をじっくり習得50時間
3ヶ月目科目A参考書(ストラテジ・マネジメント系)+科目A過去問35時間
4ヶ月目科目B(アルゴリズム)に集中投資45時間
5ヶ月目科目A・B総合演習・弱点補強・模擬試験35時間
合計約165時間
⚠ 注意

「合格した人の平均勉強時間」は短く見えますが、落ちた人も含めた全体平均は参考になりません。「合格するために必要な時間」として、自分の知識レベルに合うプランを選んでください。

科目別の時間配分と学習の優先順位

科目A:基礎知識の暗記と理解

分野割合勉強の重点
テクノロジ系約50%コンピュータ構造・ネットワーク・データベース等
マネジメント系約20%プロジェクト管理・サービス管理
ストラテジ系約30%経営戦略・情報システム戦略・法律

テクノロジ系が最重要です。文系の方はストラテジ・マネジメント系は比較的取りやすいため、テクノロジ系に多めに時間を割くのが効率的です。

科目B:アルゴリズム対策が合否を分ける

科目Bはアルゴリズム(プログラムの疑似コードを読む)問題が中心です。初見では意味がわからないことも多いですが、解き方のパターンを覚えれば安定して点が取れるようになります。

メモ

科目Bで筆者が使ったのは『出るとこだけ!基本情報技術者 科目B』。トレース(プログラムの動きを手で追う)の練習に特化した構成で、「なぜそう動くのか」が視覚的に理解できました。アルゴリズムで詰まっている方にとくにおすすめです。

勉強時間を短縮する3つのコツ

コツ1: 科目Aは「過去問メイン」で回す

科目Aは過去問の使い回しが多い試験です。参考書を1周したら、あとは過去問を繰り返すのが最も効率的。「なぜその答えか」を理解しながら解くことで、類題にも対応できます。

コツ2: 科目Bは「1問深く解く」を徹底する

科目Bのアルゴリズムは、たくさん解くより1問を丁寧にトレースする方が力がつきます。「動きを手で追って理解する→似た問題を解く」のサイクルを繰り返してください。

コツ3: CBT方式を活かして「受験日を先に決める」

FEはCBT方式で随時受験できます。「勉強が終わったら申し込む」ではなく、先に受験日を決めてから逆算して勉強する方が集中できます。仕事・大学が忙しい人ほど、締め切りを先に作る戦略が有効です。

就活を見据えた「逆算スケジュール」

FEを就活に活かしたい大学生のために、逆算スケジュールを解説します。

就活スケジュールからの逆算

就活イベント時期(一般的なスケジュール)FE取得の目標時期
夏インターン(ES締切)3年生 5〜6月3年生 4月末までに取得
冬インターン(ES締切)3年生 10〜11月3年生 9月末までに取得
本選考(ES締切)3年生 2〜3月3年生 1月末までに取得

夏インターンの選考は3年生の5〜6月にESを出す企業が多く、最も早いタイミングです。夏インターンにFEをアピールしたいなら、2年生の春休み(2年生と3年生の間・2〜3月)から勉強を始めるのが理想的です。

ポイント

筆者は大学3年生になる前の春休みにFEを取得しました。SIerのインターン選考のESに書けたことで、「IT基礎力がある学生」として差別化できました。文系の就活生にとっては、周りの学生との差をつける効果的な一手です。

IT資格の取得順序については、こちらも参考にしてください。

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おすすめの参考書

科目A対策:キタミ式イラストIT塾

イラストで直感的に理解できる、FE定番の参考書です。文系・未経験者でも読み進めやすく、「難しくて挫折」が起きにくい構成です。科目Aの最初の1冊として最適です。

科目B対策:出るとこだけ!基本情報技術者 科目B

アルゴリズムのトレース練習に特化した科目B専用の参考書です。筆者も実際に使い、科目Bの苦手意識をなくすのに役立ちました。

FE参考書の詳しい比較はこちら → 基本情報技術者試験おすすめ参考書5選

まとめ

  • 勉強時間の目安は文系・未経験で150〜200時間(3〜5ヶ月)、情報系専攻で50〜100時間(1〜2ヶ月)
  • 合格率は2024年度40.8%・2025年度39.7%(11月時点)と約4割。しっかり準備した人が受かる試験
  • 科目Aは過去問を繰り返す、科目Bはトレース練習に集中するのが効率的
  • 就活を意識するなら2年生の春休み(2年生と3年生の間・2〜3月)から勉強スタートが理想的
  • 受験日を先に決めて逆算するのが、忙しい大学生・社会人のコツ

筆者の2ヶ月合格の詳しい勉強法は、こちらも読んでみてください。

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