【2026-2027年度】情報処理技術者試験の再編ポイント

IT資格

✔ 情報処理技術者試験が変わるって本当?
✔ 自分が受ける予定の試験はどう変わるの?
✔ いつから、何が変わるのかを正確に知りたい
✔ 今のうちに受けておくべき?

この記事は2026年6月時点の情報をもとにしています。情報処理技術者試験の制度見直しについて、IPA(情報処理推進機構)・経済産業省が2026年3月31日に公表した内容を一次ソースとして整理します。

「自分が狙っている資格はどう変わるの?」という疑問に、確定している事実と、まだ検討段階の内容を区別しながら解説します。

この記事でわかること
  • 2026年度(令和8年度)に確定している変更点
  • 2027年度(令和9年度)以降の試験区分の再編
  • ITパスポート・基本情報技術者試験への影響
  • これから受験する人がどう動くべきか

何が発表されたのか?(概要)

2026年3月31日、IPAと経済産業省は、情報処理技術者試験および情報処理安全確保支援士試験の制度見直しの検討状況を公表しました(出典:IPA・経済産業省 2026年3月31日発表)。

ポイントは大きく2段階に分かれます。

  • 2026年度(令和8年度):応用情報・高度試験のCBT化と科目名称の変更(※現行制度の最終年度)
  • 2027年度(令和9年度)以降:試験区分そのものの大きな再編

順番に見ていきます。

2026年度(令和8年度)に確定している変更点

応用情報・高度試験もCBT方式へ

ITパスポート・情報セキュリティマネジメント・基本情報技術者試験は、すでにCBT方式(パソコンで受験する方式)で実施されています。

2026年度からは、応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験もCBT方式を予定しています。これにより、情報処理技術者試験のすべてがCBT化される見込みです。

実施時期が「前期・後期」に変わる

従来、応用情報・高度試験は春(4月)・秋(10月)に実施されていました。2026年度は以下のスケジュールが予定されています。

区分 実施時期(予定)
前期試験 2026年11月頃
後期試験 2027年2月頃

なお、申込受付期間などの詳細な日程は「決まり次第お知らせ」とされており、2026年6月時点では未確定です。最新情報は必ず公式サイトを確認してください。

「午前/午後」が「科目A/科目B」に名称変更

試験の呼び方が、以下のように変わります。

  • 午前試験 → 科目A試験
  • 午後試験 → 科目B試験

ここで重要なのは、問われる知識・技能の範囲そのものは変わらないと明記されている点です。出題形式(多肢選択式・記述式・論述式)、出題数、試験時間にも変更はないとされています。つまり2026年度の変更は、おもに「方式」と「名称」の変更だと言えます。

2027年度(令和9年度)以降の試験区分の再編

より大きな変化は、2027年度以降です。現行の試験制度は、2026年度の実施をもって終了する予定とされています。

12区分から8区分へ統合

「Society 5.0時代のデジタル人材育成に関する検討会」の報告書をふまえ、現行の12試験区分を8試験区分に統合する方向で検討が進んでいます。

あわせて、以下のような新しい試験区分の新設が検討されています(いずれも仮称)。

  • データマネジメント試験(仮称)
  • プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称・マネジメント/データ・AI/システムの3区分)

AI・データ活用が前提となる時代に合わせ、試験の枠組み自体を組み替えるねらいがあると考えられます。ただし、これらはまだ検討段階の内容であり、名称や詳細は今後変わる可能性があります。

ITパスポート・基本情報技術者試験への影響

受験者が多いITパスポートと基本情報についても、2027年度以降に変更が予定されています。

試験 2027年度以降の予定
ITパスポート 出題分野を「ストラテジ系/マネジメント系/テクノロジ系」から「ビジネス/テクノロジ/セキュリティ・倫理」に再整理
基本情報技術者 試験は継続。出題範囲体系の一部変更が計画

どちらも「試験がなくなる」わけではなく、出題の枠組みが見直されるという位置づけです。基礎資格としての価値が下がるわけではない点は押さえておきましょう。

それぞれの試験の現行の概要は、こちらの記事で解説しています。

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これから受験する人はどうすべき?

ここからは、筆者の見立てを交えて整理します。

筆者の見立てでは、ITパスポート・基本情報・情報セキュリティマネジメントを狙っている人は、過度に焦る必要はないと考えています。これらはCBT化が済んでおり、2027年度以降も継続するためです。学びたいタイミングで受験して問題ないでしょう。

一方で、応用情報や高度試験を考えている人は、最新の公式情報をこまめに確認するのがおすすめです。2026年度が現行制度の最終年度にあたるため、「現行制度で受けきりたいのか」「新制度を待つのか」で戦略が変わってきます。

なお、どの資格から取るべきか迷っている方は、こちらのロードマップも参考にしてください。

【2026年版】大学生向けIT資格ロードマップ!最短合格の順番
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まとめ

  • IPA・経産省が2026年3月31日に試験制度の見直しを公表
  • 2026年度:応用情報・高度試験がCBT化、午前/午後→科目A/B、実施は前期(11月頃)・後期(2月頃)へ。内容範囲は変更なし
  • 2027年度以降:現行12区分→8区分に統合、データ・AI系の新試験を検討中(仮称)
  • ITパスポート・基本情報は継続。出題の枠組みが見直される
  • 基礎資格を狙う人は焦らずでOK。応用情報以上は公式情報を要チェック

制度は今後も更新される可能性があります。本記事は2026年6月時点の情報のため、受験前には必ずIPA公式サイトで最新情報をご確認ください。


【参考・一次ソース】
・IPA「情報処理技術者試験及び情報処理安全確保支援士試験の見直しの検討状況について」(2026年3月31日公表)
・IPA「令和8年度 応用情報技術者試験、高度試験及び情報処理安全確保支援士試験の実施予定について」
・経済産業省「情報処理技術者試験における試験区分体系などの見直し(案)について」(2026年3月31日)

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