✔ SIerって実際どんな仕事をしているの?イメージが全然わからない…
✔ 長期インターンって就活に本当に役立つの?行く価値あるの?
✔ ITスキルが低くてもSIerのインターンについていける?
✔ コーディングがあまり得意じゃなくても大丈夫?
こんな疑問、就活を意識し始めた頃の僕も全部持っていました。
僕は大学3年の10月から12月にかけて、大手日系SIerで長期インターンシップを経験しました。大手企業の社内システムに追加機能を実装するプロジェクトチームに、インターン生として配属。設計・開発・テスト・リリースの全工程を、OJT社員の方とほぼ同じ業務内容で経験しました。週4日・1日5時間、約3ヶ月間の体験です。
正直、行く前と行った後では、「SIerエンジニアの仕事」に対するイメージが大きく変わりました。
- 大手日系SIerの長期インターンで実際にやった業務内容
- 想定と全然違った!と感じた働き方のリアル
- 3ヶ月のインターンを通じて学んだ5つのこと
- 就活でどう活きたか・これから行くか迷っている人へのアドバイス
インターン参加前の僕のスペック
まず、当時の僕のITスキルを正直に書いておきます。
- 学年: 大学3年(情報工学専攻)
- IT資格: 基本情報技術者試験(FE)取得済み(大学2年4月に合格)
- プログラミング歴: Pythonの基本文法は理解できる程度。コードを「読む」ことはできるが、ゼロから書くのは難しい状態
- SIerの現場経験: ゼロ
FEを持っていたとはいえ、実際の開発プロジェクトに関わった経験は一切なしという状態でスタートしました。
なぜ長期インターンを選んだか
参加のきっかけは、主に3つです。
理由1: エンジニアの仕事の「解像度」を上げたかった
業界研究や説明会には足を運んでいましたが、「実際に中でどんな仕事をしているか」がどうしてもリアルに想像できませんでした。聞けるのは表面的な話ばかりで、現場感が全くなかったんです。
理由2: 自分の適性を確認したかった
「IT系の仕事が自分に合っているのか」を確かめるには、実際にやってみるしかないと思いました。向いていないなら早めに知りたいし、向いているなら自信を持って就活できる。そう考えてインターンに飛び込みました。
理由3: 社会人の仕事観・価値観を生で感じたかった
大学の講義で学べることと、実際の職場で求められることは違うはず。特に「大手SIerで働いている人はどんな考え方をしているか」が気になっていました。
実際の業務内容【想定と全然違いました】

配属されたのは、大手企業の社内システムに追加機能を実装するプロジェクトチーム。インターン生として参加しましたが、実際の業務内容はOJT社員の方とほぼ同じで、設計→開発→テスト→リリースという一連のサイクルをそのまま担当しました。
勤務形態は週4日・1日5時間。期間は大学3年の10月から12月の約3ヶ月間です。
「想定と全然違う!」と感じたこと2つ
① ほぼリモートで働けた
大手日系SIerということもあり、週1日の出社以外はフルリモートでの業務でした。「インターン生なのにリモート?」と最初は驚きましたが、実際の社員と同じ環境で働けたのは良い体験でした。
② コードを書く時間より、資料作成・会議の時間の方が長かった
これは本当に意外でした。「エンジニアの仕事 = コードを書く」だと思っていたんですが、実際は要件を整理するドキュメントを作ったり、他部門の担当者と打ち合わせをしたりする時間の方が多かったです。開発の仕事はコーディングだけじゃないと痛感しました。
インターン先の具体的な企業名・システム名・使用技術の詳細は、守秘義務の観点から省いています。ご了承ください。
大変だったこと
正直、しんどかった部分もちゃんとあります。
- 技術のキャッチアップ: 初めて触る技術が多く、システム全体の構造を理解するのに時間がかかりました。エラーが出たときに原因を特定するのも、最初はかなり詰まりました
- 資料の書き方: 「ひとつの言葉でも、誰が読んでも同じ意味に受け取れるか」を徹底的に考える必要があり、文章への向き合い方が変わりました
- 課題の設定: 「何を解決すべきか」を自分なりに考えて提案する場面もあり、大学の講義とは全く異なる思考が求められました
インターンで学んだ5つのこと

3ヶ月間を通じて、特に大きかった学びを5つにまとめます。
1. システム開発には「一連の流れ」がある
「設計→開発→テスト→リリース」という言葉は知っていましたが、各フェーズで具体的に何をするのか、なぜその順番なのかを体で理解できたのはインターンがあったからこそです。
特に設計フェーズの重さは驚きでした。要件を整理して、実装方針を決めて、関係者に合意を取る…。このプロセスなしに開発は始められないと身をもって知りました。
2. 「なぜその仕事をするか」を常に問われる
現場では「この機能、なぜ必要ですか?」「この設計にした理由は?」と、目的と根拠を常に求められる場面がありました。
「言われたからやる」では全く通じない。Whyを自分の言葉で説明できる論理的思考力がエンジニアには必要だと気づいたのは、インターン最大の学びのひとつです。
3. 他部門との「すり合わせ」が開発の要になる
追加機能の実装にあたって、業務部門の担当者と要件を詰める打ち合わせに参加しました。エンジニアは技術のプロですが、実際の業務を知っているのは別の部門の人。互いの知識をすり合わせながら、最適な解を探すコミュニケーションが開発には欠かせないとわかりました。
4. SIerの仕事は「コーディング」だけじゃない
これが一番の発見でした。資料作成・打ち合わせ・要件整理・進捗報告…。コードを書いている時間より、それ以外の業務の時間の方が長いと感じました。
「コードを書くのが苦手だからSIerは難しいかも」と思っている人には、少し朗報かもしれません。コミュニケーション力や論理的な文章力も、SIerでは重要なスキルです。
5. 大手日系SIerで働く人の「仕事観」を生で感じた
先輩社員の方々と一緒に働いて、仕事への向き合い方や価値観を直接感じられたのはインターンならではの体験でした。
大手だからといって全員が安定志向なわけではない。プロとしての矜持を持って仕事に向き合っている姿を見て、自分の就活の軸を見直すきっかけになりました。
就活への影響・活かし方

インターン経験は、就活において非常に大きな武器になりました。
特に、ITコンサルや上流工程を担うSIerを志望していた僕にとって、「実際にその業務に関わった」という事実は面接でかなり評価されました。
面接でよく聞かれたのが「具体的にどんな業務を担当しましたか?」「そこで苦労したことは?どう乗り越えましたか?」という質問です。
インターンがなければ「業務を経験したことはないので想像になりますが…」としか答えられなかったところを、自分の言葉で具体的に語れたのは大きなアドバンテージでした。
インターン経験を就活で活かすには、「何をやったか」だけでなく「どこで苦労して、どう乗り越えたか」まで整理しておくのがポイントです。面接官が見ているのは業務内容よりも、その人の思考プロセスや仕事への姿勢です。
IT就活に役立つ書籍・サービスは、以下の記事も参考にしてみてください。


これから長期インターンを考えている人へ
「長期インターン、行くべきですか?」と後輩に聞かれたら、僕は迷わず「時間的な制約がない限り、絶対に行くべき」と答えます。
理由1: 自分の適性を体で確かめられる
実際にやってみないと、向いているかどうかは絶対にわかりません。インターンは就活前に適性を試せる、数少ないリアルな機会です。
理由2: 面接で使えるエピソードが生まれる
就活の面接は、基本的にエピソードの引き出しの勝負です。インターンで経験したことは「なぜ・何を・どう乗り越えたか」をリアルに語れる最強のネタになります。
理由3: 面接での会話の「質」が上がる
実際の業務を経験していると、面接官との会話が格段に具体的になります。「業務では〜という場面があって」と話せる人と、「そういった場合は〜だと思います」しか言えない人では、説得力が全然違います。
僕は大学3年時点でほぼ単位を取り終えていたため、週4日のインターンが可能でした。学部・学科にもよりますが、1・2年のうちから計画的に単位を取っておくと、インターンに割ける時間が増えます。早めに履修計画を立てることをおすすめします。
まとめ
大手日系SIerでの3ヶ月の長期インターンを通じて学んだことを、最後にまとめます。
- ✔ システム開発には設計→開発→テスト→リリースの「一連の流れ」があり、全体像の把握が重要
- ✔ 「なぜこの仕事をするのか」を常に問われる。論理的思考力が不可欠
- ✔ 他部門との要件すり合わせが開発の品質を左右する
- ✔ SIerの仕事はコーディングだけでなく、資料作成・会議・コミュニケーションも大きなウェイトを占める
- ✔ 大手日系SIerで働く人の仕事観・価値観を生で感じることができた
インターン前後でエンジニアという職種へのイメージが大きく変わり、それが就活の軸を明確にする助けになりました。
「迷っているなら、まず飛び込んでみる」。これが、3ヶ月の経験を経た僕からの一番のメッセージです!
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