情報セキュリティマネジメント 難易度は低め?合格率70%の実態

IT資格

✔ 情報セキュリティマネジメント試験って、どのくらい難しいの?
✔ 合格率は何%なの?文系・未経験でも合格できる?
✔ 合格するのに何時間勉強すればいい?
✔ 就活でSGを取ると評価される?いつ取れば効果的?

こんな疑問を抱えている大学生・社会人の方に向けて、情報セキュリティマネジメント試験(SG)の難易度と合格率を、最新データをもとに正直に解説します。

合格率は直近3年で69〜73%前後と高めで推移しており、IT系資格の中では取得しやすい部類です。一方で、セキュリティの専門知識を扱う試験なので、まったく勉強しなくても受かる、というわけではありません。

この記事でわかること
  • 情報セキュリティマネジメント試験の難易度の実態(他資格との比較あり)
  • 2022〜2025年度の合格率推移と最新データ
  • 合格に必要な勉強時間の目安と独学の進め方
  • 就活でSGはどう評価される?大学生の取得タイミング

情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは?

情報セキュリティマネジメント試験(以下、SG)は、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施するIT国家資格です。

情報セキュリティの基本的な知識とマネジメント能力を問う試験で、エンジニアだけでなく、一般企業の情報管理担当者や総務・人事・営業など「非IT職種」を対象にした設計が特徴です。

項目内容
正式名称情報セキュリティマネジメント試験
実施機関IPA(独立行政法人情報処理推進機構)
受験資格なし(誰でも受験可能)
受験料7,500円(税込)
試験形式CBT方式(随時受験)
試験時間120分
出題数科目A 48問+科目B 12問 = 計60問
合格基準1,000点満点中600点以上(IRT方式)

2023年4月からCBT方式による随時受験に移行しました。以前は年2回の試験でしたが、現在はほぼいつでも受験できます。

より詳しい試験概要は、こちらの記事も参考にしてください。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは?難易度、勉強法を解説!
このブログでは、IT初心者や大学生向けに情報セキュリティマネジメント試験の資格情報をわかりやすく解説。試験概要・勉強法・おすすめ教材を紹介し、未経験者でも合格できるようサポートします。ITスキルを身につけて、キャリアアップを目指しましょう!

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?

他のIPA試験との難易度比較

SGの難易度は、IPA試験の中では「中の下」程度に位置します。

資格名難易度特徴
ITパスポート★☆☆☆☆IT全般の基礎知識。最も取りやすい
情報セキュリティマネジメント★★☆☆☆セキュリティ特化。文系でも合格しやすい
基本情報技術者(FE)★★★☆☆プログラミング・アルゴリズムあり。エンジニア向け
応用情報技術者(AP)★★★★☆FEの上位資格。高度IT人材向け

ITパスポートより専門的な知識が求められますが、FEのようなプログラミング・アルゴリズム問題はありません。文系・未経験者でも合格しやすいのがSGの特徴です。

SGが「文系・未経験でも取りやすい」理由

SGの科目B(12問)は、「情報セキュリティの場面に関する読解・判断問題」が中心です。プログラムを書いたり、アルゴリズムを解いたりする必要がないため、文系・未経験者でも対策しやすい試験構成になっています。

ポイント

SGの科目B問題は「情報セキュリティの事例をもとにした判断問題」が中心です。プログラミング経験がなくても、問題文をしっかり読み込む力があれば対応できます。文系学生でも十分に合格を狙えます。

情報セキュリティマネジメント試験の合格率

年度別合格率の推移

年度受験者数合格者数合格率
2022年度(令和4年)28,551名16,055名56.2%
2023年度(令和5年)36,362名26,398名72.6%
2024年度(令和6年)41,657名28,742名69.0%
2025年度(令和7年)※2026年1月集計時点約70.0%

(出典:IPA 統計情報)

受験者数は年々増加しており、2024年度は約4.2万人が受験しています。2025年度も同水準(70%前後)で推移しており、高い合格率が続いています。

合格率の読み取り方

注目すべきポイントが2つあります。

① 2022年度→2023年度で合格率が大幅上昇した理由

2023年4月に試験制度が改定され、CBT方式に移行しました。それに伴い試験範囲・形式が整理され、合格率が56%→72%へ大幅に上昇しました。現在の試験は改訂後の形式なので、2022年度以前のデータは参考程度に見てください。

② 2024〜2025年度は69〜70%で安定推移

改定後の試験では3人に2人が合格できる水準が定着しています。IT系国家資格の中では合格しやすい試験と言えます。

⚠ 注意

「合格率70%=簡単」と思って無勉強で臨む人がいますが、不合格者も30%います。セキュリティの専門用語や攻撃手法など、覚えるべき知識は一定量あります。準備なしで受かる試験ではないので、しっかり対策してから受験しましょう。

SGを取得するメリット

1. セキュリティ知識が業種・職種を問わず役立つ

情報セキュリティは、エンジニアだけでなくすべてのビジネスパーソンに必要な知識です。フィッシング詐欺、マルウェア、情報漏えい対策など、日常業務に直結するテーマが試験範囲に含まれています。

2. 非IT職種への就職・転職でも評価される

一般企業の情報システム部門や総務・人事担当者を目指す場合、SGの取得は「セキュリティ意識の高さ」の証明になります。

3. FEへのステップアップに最適

SG → FE(基本情報技術者)の順で取得すると、ITの基礎知識がスムーズに積み上がります。SGでセキュリティの概念を理解した後にFEで技術知識を深めるルートは、文系・未経験者に特におすすめです。

合格に必要な勉強時間と勉強法

勉強時間の目安

対象勉強時間の目安
IT知識ほぼゼロ(文系・未経験)80〜120時間(2〜3ヶ月)
ITパスポート取得済み50〜80時間(1.5〜2ヶ月)
FE取得済み・IT系専攻30〜50時間(1ヶ月以内)

FEの150〜200時間と比べると、SGの勉強時間は半分以下です。CBT方式で随時受験できるため、自分のスケジュールに合わせて学習計画を立てやすいのも利点です。

独学3ステップ

STEP1: 参考書でインプット(4〜6週間)

科目A(セキュリティ知識の暗記)が合格の土台です。「出るとこだけ」「キタミ式」などの参考書で、セキュリティの基本用語・攻撃手法・対策技術を体系的に覚えましょう。

STEP2: 科目B問題演習(2〜3週間)

科目Bは「情報セキュリティの場面問題」です。問題文を読んで適切な判断を選ぶ力が問われます。過去問や模擬問題で読解パターンに慣れることが重要です。

STEP3: 直前の総仕上げ(1〜2週間)

IPA公式の公開問題を本番と同じ120分で解き、弱点を潰しましょう。科目Aの暗記漏れがないかも最終確認します。

メモ

CBT方式のため、試験はほぼ毎日(テストセンターの空き次第)受験できます。「2ヶ月後に受験する」と日程を先に決めてから勉強を始めると、逆算して計画が立てやすくなります。

大学生はいつ取ると効果的?就活での評価は?

SG取得を就活に活かしたい大学生に向けて、就活での評価と最適な取得タイミングを解説します。

業界別:SGの就活評価

業界・職種SGの評価補足
SIer(システムインテグレーター)★★★☆☆FEの方が評価は高いが、「セキュリティへの関心」として評価される
独立系ITコンサル★★☆☆☆SGだけでは弱い。FEとセットで持つと説得力が上がる
外資系ITコンサル★★☆☆☆資格よりケース面接・英語力が重視。加点要素として有効
一般企業(情報システム・総務)★★★★☆SGが最も活きる就職先。「情報管理の意識がある」と評価
メガバンク・保険・インフラ系★★★☆☆セキュリティ意識の高さを示す資格として評価される

SIer・ITコンサル志望なら、SGより先にFEを取る方が評価が高いのが実態です。ただし「ITパスポート→SG→FE」のステップアップルートで取得している場合、「着実に勉強を積み重ねてきた」アピールになります。

一般企業や非IT系の情報管理職を目指す場合は、SGが最も直結する資格です。

ポイント

筆者がSIerのインターンで話を聞いた際、「SGを持っている学生は少なくないが、面接では『なぜFEではなくSGを選んだのか』を聞かれることがある」という話を聞きました。SIer志望なら、SGとFEの両方を取得するか、FEを優先するのが現実的な戦略です。

大学生の取得タイミング

時期おすすめ度理由
1〜2年生(早期)★★★☆☆時間はあるが就活でのアピール力は小さい
3年生前半(就活前)★★★★★最も効果的。夏インターン・本選考でアピールできる
3年生秋〜冬★★★★☆本選考前に取得できればESに書ける
4年生以降★★☆☆☆就活後では遅い。取る意義はあるが就活メリットは限定的

SGはCBT方式でいつでも受験できるため、「3年生の夏インターン前(5〜6月)」に取得しておくと、インターン選考のESや面接で活用できます。

IT資格の取得順序については、こちらの記事も参考にしてください。

【2026年版】大学生向けIT資格ロードマップ!最短合格の順番
IT資格の取得順序で迷っていませんか?初心者・大学生が最短でスキルを積める3ステップのロードマップを解説します。ITパスポート→基本情報→目的別分岐(AI・セキュリティ・上級)の流れを、就活内定者が体験談を交えて紹介します。

おすすめの参考書

SGの独学には、1冊のテキストをしっかり読み込むのが基本です。特に初心者・文系の方には、以下の参考書が定番です。

情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント 2026年版

科目Aと科目Bの両方を1冊でカバーできる、効率重視の参考書です。「出るところだけ」に絞った構成で、短期間で合格ラインに到達しやすい作りになっています。

SG参考書の詳しい比較はこちら → 情報セキュリティマネジメント試験おすすめ参考書5選

まとめ

  • 情報セキュリティマネジメント試験(SG)の合格率は2024年度69.0%・2025年度約70.0%と安定して高い水準
  • 難易度はITパスポートより高く、FEより低い「★★☆☆☆」程度
  • 文系・未経験でも、科目Bはプログラミング不要の読解問題が中心なので合格しやすい
  • 勉強時間の目安は80〜120時間(IT知識ほぼゼロの場合)
  • SIer・ITコンサル志望ならFEを先に取るのが基本。SGはステップアップのひとつとして有効
  • 就活を意識するなら、3年生の夏インターン前(5〜6月)に取得しておくのが理想的

SG参考書の選び方はこちら:

【2026年最新】情報セキュリティマネジメント試験(SG)おすすめ参考書・問題集5選!初心者・独学向けに徹底比較
【2026年最新】情報セキュリティマネジメント試験(SG)のおすすめ参考書5選を徹底比較!「キタミ式」「出るとこだけ」など、初心者・独学でも挫折しないテキストを厳選しました。自分に合う1冊を見つけて、最短合格を目指しましょう。

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