✔ ITパスポートの次の資格を探している
✔ 情報セキュリティについて体系的に学びたい
✔ SG試験の難易度やメリットを知りたい
情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、ITパスポート(iパス)の上位資格として、近年非常に注目されている国家資格です。iパスが「IT利用者の基礎」なら、SGは「情報を守る側」の基礎知識を学ぶための資格と言えます。
ITパスポートで基礎を学んだ方の中には、「次に何を目指せばいいか分からない」という人も多いです。この記事では、情報セキュリティマネジメント試験(SG)の取得を考えている人に向けて、試験の概要やメリット、iパスとの違いを解説します。おすすめの勉強法も紹介しますので、ぜひチェックしてください。
- 情報セキュリティマネジメント試験(SG)の概要と難易度
- iパスや基本情報(FE)との違い
- 取得するメリットとキャリアでの活かし方
- おすすめの勉強法・参考書
情報セキュリティマネジメント試験とは?

情報セキュリティマネジメント試験(SG)とは、経済産業省が認定する国家資格で、情報処理技術者試験の中でも「情報セキュリティ管理の実践編(スキルレベル2)」と位置付けられています。試験では、ITパスポート(iパス)より一歩進み、組織の情報を守るためのマネジメント手法や、具体的なセキュリティ対策、関連法規など、より実践的な知識が問われます。
試験概要
- 試験形式:CBT(コンピュータ上での試験)
- 問題数:60問 科目A(四肢択一)、科目B(多肢選択式)
- 試験時間:120分
- 合格基準:600点(1,000点満点)
- 試験日:随時(全国の試験会場で実施)
- 受験手数料:7,500円(消費税込み)
情報セキュリティマネジメント試験を取るメリット
セキュリティ知識が身につく
サイバー攻撃の手口やセキュリティ対策、企業でのリスク管理など、情報セキュリティの基礎をしっかり学べます。
就職・転職に有利
近年、企業はセキュリティ対策を強化しており、SG資格を持っているとIT関連職種だけでなく、総務・人事・経営企画などの部門でも評価されやすくなります。さらに各企業がSG試験を推薦しています
ほかのIT資格の基礎になる
SGで学んだ内容は、応用情報技術者試験(AP)や情報処理安全確保支援士試験(SC)などのより高度な資格に活かせます。
文系・未経験でも合格できる?

文系でITは全く未経験だけど、本当に合格できるのかな…?

結論から言うと、文系・未経験者でも十分合格できます! 合格率は約65%で、しっかり対策すれば問題ありませんよ。
合格率と難易度
- 合格率:60〜70%(年度によって変動あり)詳しくはこちら
- 難易度:ITパスポート(iパス)よりやや難しく、基本情報技術者試験(FE)よりは易しい
勉強時間の目安
- IT未経験者:約200時間
- ITに馴染みがある人:約150時間
公式の統計情報からより非IT業界からの受験者も多く、文系・未経験でも学習を重ねることで十分合格可能です!
おすすめの勉強法と教材
参考書・問題集で基礎を固める
大学受験で参考書で学習してきた方や独学の経験(参考書の選定、計画を立てる)がある方は書籍を活用して基礎知識を学ぶのが王道です。
利用者数が多いおすすめの書籍は以下の通りです。
✔ キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント
✔ 情報セキュリティマネジメント 合格教本』
✔ 情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]
『キタミ式イラストIT塾 情報セキュリティマネジメント』

全解説がイラストベースで行われ、わかりやすさが特徴です。情報セキュリティマネジメント試験の内容を幅広くカバーし、試験範囲の理解と対策に役立ちます。金子則彦氏による過去問も収録され、初心者から中級者までおすすめです。
『情報セキュリティマネジメント 合格教本』

最新シラバスVer.4.0に対応した参考書です。科目A・Bの試験対策をイラストでわかりやすく解説。過去問も豊富に収録し、実践的な学習が可能です。Webアプリや直前対策ノートも付属し、効率的な学習をサポートします。
情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント[科目A][科目B]

初心者向けに優しい解説が特徴。最新シラバス対応で、重要ポイントを効率よく学べます。長文問題対策や模擬問題、Webアプリでの練習も充実しており、試験対策に最適です。
※情報セキュリティマネジメントは試験範囲の更新が頻繁に行われているため、古本ではなく最新版の参考書の購入をおすすめします!
過去問演習で試験形式に慣れる]

参考書の問題は全部解いてしまったんですが、これだけだと演習量が足りない気がします…

そうだね、参考書に添う問題だけだと演習量が少ないのが難点なんだ。知識をしっかり定着させるには、問題演習を繰り返すことが大切だからね。そこで、問題演習におすすめのサイトを紹介するよ!
参考書で一通り学習したら問題演習を繰り返し知識の定着を図りましょう!参考書に添う問題で演習してもよいですが、問題数が少ないのが難点です…そこで問題演習におすすめのサイトを紹介します!
問題演習におすすめサイト
- 情報処理推進機構(IPA)公式過去問題
問題冊子と解答例がPDF形式で提供されています。採点講評もあり、自己評価や学習の指針に役立ちます。実際に出題された問題を元にしているため、実践的な試験対策が可能です。
- 情報セキュリティマネジメント試験ドットコム
過去問題に加え、予想問題も含む詳細な解説付きWeb問題集です。ランダム出題や模擬試験形式、分野別学習が可能で、PCやスマホから利用できます。利用者同士の掲示板や用語クイズもあり、無料で効率的な学習をサポートします。
オンライン講座を活用する
動画で学びたい方は、Udemyやスタディングなどのオンライン講座を利用するのもおすすめです。
【スタディング】累計合格者の声16,000人超!オンライン資格講座
SG試験以外にもや簿記、FP、宅建士の講座も多数収録!
Udemy
SG試験に最適なオンライン学習プラットフォーム、Udemy。リーズナブルな価格で多彩なコースを提供し、自分のペースで学べるので、効率的に合格を目指せます!
まとめ:情報セキュリティマネジメントで「守る力」を身につけよう
情報セキュリティマネジメント(SG)は、企業や組織をサイバー攻撃や情報漏えいといったデジタルの脅威から守るために、非常に重要な国家資格です。ITが社会に浸透する今、セキュリティ管理の知識は、エンジニアだけでなくすべてのビジネスパーソンに求められています。
SG試験は、ITパスポート(iパス)の次のステップとして最適ですが、「マネジメント」に焦点が当たっている点が特徴です。難易度は高すぎず、文系・非IT職の方が「情報を守る側」の知識を学ぶ入門編として最適です。試験範囲のバランス(マネジメント系・技術系)を意識してしっかり勉強すれば、合格できます。
セキュリティの知識は、今後ますます価値が高まります。まずはSG試験で「セキュリティの基礎体力」を身につけ、日々の業務に活かしてください。合格した後は、基本情報技術者(FE)や応用情報技術者(AP)など、次のステップに進むこともおすすめです。


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