【2025年版】基本情報技術者試験とは?文系・IT未経験でも受かるの?解説します!

IT資格

✔ ITパスポートの次に受ける資格を探している
✔ エンジニアとして就職・転職したい
✔ 基本情報(FE)の難易度や勉強法を知りたい

ITエンジニアやIT業界を目指すなら、基本情報技術者試験(FE)の取得は非常に重要です。これはITに関する基礎知識だけでなく、実践的なスキル(特にプログラミング的思考)も問われる国家試験で、「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれています。

ITパスポート(利用者側)より一段上の、ITエンジニア(開発者側)としての基礎知識とスキルを証明する重要な国家資格です。

基本情報(FE)はITパスポートよりも難易度が上がるため、どう勉強すれば良いか分からないという人も多いです。この記事では、FEの取得を考えている人に向けて、試験の概要やメリット、具体的な勉強法を詳しく解説します。おすすめの参考書や学習サイトも紹介しますので、ぜひチェックしてください。

この記事でわかること
  • 基本情報技術者試験(FE)の概要と難易度
  • 取得するメリットやキャリアでの活かし方
  • おすすめの勉強法(科目A・科目B対策)

基本情報技術者試験(FE)とは?

基本情報技術者試験(FE)は、ITに関する基礎的な知識と実践的なスキルを問う国家試験です。ITパスポート(Iパス)よりも難易度が上がり、エンジニアやIT業界を目指す人にとって重要な資格とされています。本記事では、基本情報技術者試験の概要やメリット、勉強法について詳しく解説します!

試験概要

  • 試験形式:CBT(コンピュータ上での試験)申し込みサイト
  • 問題数:科目A 60問(四肢択一)/科目B 20問(多肢選択、プログラミング)
  • 試験時間:科目A 90分 / 科目B 100分 / 途中休憩10分
  • 合格基準:各科目の評価点600点以上(1000点満点)
  • 試験日:随時(全国の試験会場で実施)
    ※詳細はこちらをチェック→試験概要

FEは「エンジニアの登竜門」! メリットとキャリア活用シーン

ITパスポートが「IT社会の共通言語」なら、基本情報技術者試験(FE)は「ITエンジニアの共通言語」を身につける国家資格です。

「資格より実務経験が大事でしょ?」と思うかもしれません。 しかし、FEで学ぶ知識は、エンジニアとして働く上で必須となる「土台」そのものです。この土台がなければ、その後のキャリアアップも難しくなってしまいます。

「エンジニアの登竜門」と呼ばれるFEが、あなたのキャリアにどう活きるのか。 具体的な活用シーンを「これからIT業界を目指す人」と「既にIT業界にいる人」に分けて、詳しく見ていきましょう!

【これからIT業界を目指す人(学生・未経験者)】向け活用シーン

1.就活・転職で「ITの基礎体力」を強力にアピール

未経験者が「やる気」を示すのは簡単ですが、「基礎知識」を客観的に証明するのは困難です。FEは、ITエンジニアとしての最低限の知識とスキル(特に科目Bのプログラミング的思考)を持つことの国家資格による証明となり、他の候補者と明確に差別化できます。

2.入社後の研修や実務の「理解度」が劇的に変わる

FEで学ぶネットワーク、データベース、アルゴリズムは、エンジニアの仕事の根幹です。これを知らずに実務に入ると「先輩の指示が理解できない」と苦労しますが、FEの知識があれば、研修やOJT(実務を通じた指導)の内容をスムーズに吸収し、いち早く戦力になれます。

【既にIT業界にいる人(若手エンジニア)】向け活用シーン

1.自分の知識の「穴」を発見し、エンジニアとしての土台を固め直せる

日々の業務で身につくスキルは、どうしても偏りがちです。FEは、普段触らない分野(例:ネットワーク担当が開発手法を学ぶ)の知識を体系的にインプットする絶好の機会。「知っているつもり」をなくし、自信を持って実務に取り組めます。

2.上位資格(応用情報・スペシャリスト)への確実なステップアップ

FEは、さらに上位の「応用情報技術者試験(AP)」や、各分野の専門家である「スペシャリスト試験」への登竜門です。FEで基礎を固めているからこそ、次の高度な学習にもスムーズに移行できます。

3.報奨金や資格手当、昇進・昇格の対象になる

多くのIT企業が、FE取得を推奨しています。合格者には報奨金(一時金)や月々の資格手当を支給したり、昇進の条件にしているケースも。スキルアップが直接的な評価や待遇改善に繋がります。

IPAより引用

文系・未経験でも合格できる?

文系でITは全く未経験だけど、本当に合格できるのかな…?

結論から言うと、文系・未経験者でも十分合格できます! 勉強時間の目安は150時間ほどですが、しっかり対策すれば問題ありません!

合格率と難易度

  • 合格率:約30~40%(年度によって変動)詳細はこちら
  • 難易度:大学の情報系の基礎科目レベル
  • 勉強時間の目安
    • IT未経験者:約150~200時間
    • ITになじみがある人:約100~150時間

おすすめの勉強法と教材

参考書・問題集で基礎を固める

大学受験で参考書で学習してきた方や独学の経験(参考書の選定、計画を立てる)がある方は書籍を活用して基礎知識を学ぶのが王道です。

まずは書籍を活用して知識を身につけましょう。おすすめの本は以下の通りです。

✔ キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和07年
✔ 情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者 [科目B] 第4版
✔ 【令和7年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合 格の教科書+出る順問題集

『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和07年』

基本情報技術者試験の内容を幅広くカバーし、専門知識をわかりやすく説明。金子則彦氏による過去問と解説も収録されています。初心者から中級者までおすすめです。

『情報処理教科書 出るとこだけ! 基本情報技術者 [科目B] 第4版』

新試験体系【科目B】に対応し、擬似言語や情報セキュリティを中心に解説。プログラミング未経験者にもわかりやすく、45問の解説PDFファイルが付属し、効率的に学習できる構成が特徴です。

『いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合 格の教科書+出る順問題集 』

最新シラバス9.xに対応した基本情報技術者試験対策本です。豊富なイラストと具体例で初心者も安心の解説。頻出の過去問を厳選し、効率的な学習方法を提案。読者専用サイトで疑問解消もサポートします。

『[令和7年度] 基本情報技 術者 超効率の教科書+よく出る問題集』

最新シラバスVer.9.0に対応し、動画とテキストで効率的に学習できます。オールカラーで見やすく、赤シート付きで重要用語も簡単に暗記。頻出問題を反復学習し、実践力を養えます。

過去問演習で試験形式に慣れる

参考書の問題は全部解いてしまったんですが、これだけだと演習量が足りない気がします…

そうだね、参考書に添う問題だけだと演習量が少ないのが難点なんだ。知識をしっかり定着させるには、問題演習を繰り返すことが大切だからね。そこで、問題演習におすすめのサイトを紹介するよ!

参考書で一通り学習したら問題演習を繰り返し知識の定着を図りましょう!参考書に添う問題で演習してもよいですが、問題数が少ないのが難点です…そこで問題演習におすすめのサイトを紹介します!

問題演習におすすめサイト

  • IPA(情報処理推進機構)の公式サイトで公式の過去問を入手
    CBT方式で実際に出題された問題を公開しています。科目Aは60問、科目Bは20問が公開されており、試験対策に最適です。PDF形式で問題冊子と解答例が提供されており、復習や自己評価に役立ちます。
  • 基本情報技術者試験ドットコムを活用
    過去問題を幅広く提供し、最新の公開問題や模擬試験も豊富です。分野別に整理された問題集や掲示板もあり、受験者同士の交流や情報共有が活発。初心者から経験者まで、効率的な学習をサポートするためのリソースが充実しています。

オンライン講座を活用する

動画で学びたい人は、Udemyやスタディングなどのオンライン講座を活用するのもおすすめです。

まとめ:FEは「エンジニアの登竜門」迷ったら「科目Bの問題」から見てみよう

今回は、「基本情報技術者試験(FE)」の概要やメリット、具体的な勉強法について解説しました。

FEは、取得そのものがゴールではありません。そこで学んだ「エンジニアとしての共通言語(土台)」を使って、実際の開発現場でスムーズに業務を理解したり、論理的な思考で問題を解決したり(=活かす)することこそが重要です。

この記事を読んで「自分も挑戦してみようかな」「エンジニアとしてステップアップしたい」と感じたら、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。

FE学習、最初の一歩(スモールステップ)

「よし、やるぞ!」と意気込むのは素晴らしいですが、ITパスポート(iパス)と比べて試験範囲が広く、難易度も上がります。

まずは「敵を知る」ことから始めましょう。

おすすめは、IPA(試験の主催団体)の公式サイトで公開されている「サンプル問題」や、過去問サイトで「科目B」の問題を試しに覗いてみることです。

おそらく、「iパスとは全然違う…」「アルゴリズム?擬似言語??」と難しさを感じるはずです。

その「わからない」を「わかる」に変える努力こそが、エンジニアへの第一歩。

問題を見て「難しそうだけど、これを乗り越えればエンジニアに近づける!」と感じたら、それがあなたのスタートの合図です。

エンジニアを目指すあなたの挑戦を応援しています!

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